saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第六章 「 最後の質問 」 (01)

最後の質問

「私は 二ヶ月ほど AA・コミューンに住み、ニ年間 フランスの幾つかのコミューンで暮らしました。 それらは みんな失敗してしまいました。 ーーー憎しみの方が 愛よりも強くなったのです。 私は、集団的決定や共有財産や性の自由があるグループのなかで生きたら、もっと全面的(トータル)に 自分自身であることができるのではないかと感じていました。 コミューンでの生き方を どう思いますか ? 」

 

問題は どこで生きるか ではない

問題は あなただ

あなたは コミューンに 行くことはできる

が、あなたは 自分の問題を すべて持ち運ぶ

そして コミューンに住みに来た他者も、あなたのように 来ている

自分の問題を すべて かかえて ーーー

遅かれ早かれ、それらの問題が 表に出てくる

それら外側の ものは役に立たない

それらは 気ばらしだ

 

ほんとうの変化は あなたの内側に 起こらなければならない

コミューンに いようと いまいと ーーー

 

ほんとうの変化は、あなたの存在の 最も深い核心のなかで 起こらなければならない

もしそれが そこで 起これば、そのとき はじめて生が ちがったものになる

さもなければ それは 変わらない

あなたは「それらは みんな失敗してしまいました」と 言う

それらが失敗したのは あなたが 同じだったからだ

それらは ほんとうに失敗したのではない

その失敗は あなたの欲求不満を

それが あなたの期待を満たしてくれなかった ということを、証明しているに すぎない

あなたの期待とは 何だったのだろう ? 

あなたは ただコミューンに住むだけで、なんとかなると思っていたのか ? 

そして問題が 解決される と 思っていたのか ? 

 

コミューンは 助けにならないし、ヒマラヤに行って 洞窟に住むことも 役に立たない

生は非常に 現実的に 取り組まれなければならない

あなたは 自分の 問題のなかを 見なければならない

あなたは それらの根元そのものにまで 行かなければならない

あなたは それらの問題の 種そのものを 焼き払わなければならない

そして そのときにだけ ーーー

そうなったら、どこであろうと それ が 起こる

 

あなたは 天国を さがしていた ? 

 

それが 各時代を通じて 人々がやってきたことだ

彼らは 自分自身を変えずに、天国に あこがれる

だが どこへ行こうと 彼らは 地獄を生み出す

彼らが 地獄だ

それは どこかに天国を見つける という問題ではない

自分のなかに すでに それを 持たないかぎり、あなたは それをどこにも見出すことはない

 

(01)終わり・・・(02)へ 続く