saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第12章 二番目の質問 (02)


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(02)

( 我々は みな、他の誰かに 欲求不満を感じさせられる )

 

夫は妻に 満ち足りなさを 感じさせられ 

妻は夫に 満ち足りなさを 感じさせられる。

 

息子は父親に 満ち足りなさを感じさせられ 

父親は息子に 満ち足りなさを感じさせられている。

みな、他の人から 満ち足りなさを感じさせられている。

それが 外へと向かう マインドだ。

そうではなく、自分自身に満ち足りなさを感じること。

そうすれば、方向が 変わる。

あなたは内向的に なり始めた。

そして自分自身に欲求不満を感じない限り、あなたの 変容の可能性はない。

 

ブッダは この世界の飽きたりなさを 実際に 感じていなかった。

もし彼が、世界に飽きたらなさを 感じていたら 

この世界を、別の世界に変えようとしたに違いない。

彼は 別の世界を手に入れようとしたに違いない。

だが彼は 自分自身に、本当に飽き足らないものを 感じていた。 だから、自分自身を 変え始めた。

欲求不満の対象が、変容の 対象になった。

 

だから「外の世界が 暗闇以外の 何ものでもない」と あなたが 感じはじめた時、そのとき初めて 内側の旅、内なる生の旅 が始まる。

あなたの目が 内側へ向かない限り、光は 見い出せない。

 

 

(02)終わり(03)へ 続く