saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

第6話 ーーー Q&A 最初の質問 (10)

…( 三番目の扉は 自尊心だった
子供は 物事を やることを覚え
そして やることを 楽しむ
何人かの人たちは そこで引っかかってしまう )

彼らは技術屋になる
彼らは 役者に,俳優になる
彼らは 政治家になる
彼らは ショーマンになる
基本的なテーマは や り 手(doer) に ある

彼らは世間に「自分たちは 何か できるのだ」ということを 見せたい
もし世界が 彼らに何かの創造性を 許せば それでよし
もし創造性を 許さなければ,彼らは 破壊的になる

あなた方は ご存知かな ?
アドルフ・ヒットラーは 美術学校に はいりたかった
彼は 絵描きに なりたかったのだ
それが 彼の考えだった

彼が 拒まれたために
彼が 絵描きではなかったために
彼が 美術学校の入学試験に パスできなかったために
その 拒絶が 彼にとっては とても受け容れ難く
彼の創造性は 悪い方向にそれて
彼は破壊的に なってしまったのだ

けれども,基本的には 彼は絵描きになりたかった
彼は 何かを やりたかったのだ

それをやる能力がないと わかったために
ひとつの 仕返しとして,彼は破壊的になりはじめたのだ


犯罪者と 政治家というのは あまり隔たりがない
彼らは 従兄弟どうしだ
もし犯罪者が 正しい機会を与えられたら
彼は 政治家になることだろう

そして,もし政治家が
言いたいことを言う 正しい機会を 与えられなかったら
彼は 犯罪者になることだろう

その二つは 近接例なのだ
いつ何どきにでも 政治家は犯罪者に なり得るし
犯罪者は 政治家に なり得る

そしてこれは いつの世にも 変わらず起こり続けてきたことだ
だが
我々は いまだに物事を 見抜くだけの 洞察力を持っていない


四番目の扉は 自己拡張だった
“ 自分の ” という言葉が そこではキーワードになっていた



(10)終わり・・・(11)へ 続く