saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「 質疑応答 五日めの朝 」by OSHO

「エゴは落ちる―――たった今 !」03

( あ な た が それを 落 と し た く な い からだ…)

 

 このことは あなた方にはショックだろう。

というのも、あなた方は、自分は それを、エゴを 落としたがっていると思っているからだ。

再考してごらん、もう一度 考え直してごらん。

あなたは 落としたくない

だからこそ それはつづいていくのだ。

それは 時間の問題などではない。

あなた自身が 落としたくないのだから

できることは 何一つ ありはしない ! 

 

 それに、不可思議なのは 人の思考(マインド)の動き方だ。

あなた方は 自分は落とすことを望んでいると思う

が、深いところでは、あなた方は自分が落としたいとは思っていない と 知っている。

もしかしたら あなた方は

それに もう少し磨きをかけたい

もう少し洗練させたい……そう思っているかもしれない。

が、ほんとうに落としたいとは 望んでいない――― ! 

もしあなたが ほんとうに落としたかったら、

それを妨げている人など 誰もいはしない

邪魔をしているものなど何もない。

そうと望むだけで それ は 落とすことができる。

 しかし

もしあなたが 落としたくないとしたら

何ひとつできることはない。

たとえ覚者(ブッダ)が 千人集まって あなたにはたらきかけたとしても、失敗に終わるだろう。

外側からは 何ひとつできはしないからだ。

 

 ほんとうに

あなた方は 考えたことがあるかね ? 

それについて 瞑想したことがあるかね ? 

自分が落としたいと望んでいるかどうか……? 

 ほんとうに

あなたは “非存在” に  何 で も な い も の  に なりたいかね ? 

たとえ宗教的な世界に 思いをはせる場合でも、あなた方は 何かでありたい、何かを成就したいと望んでいる。

どこかへ達したい、何かになりたいと望んでいる。

 たとえ、謙虚であろうと思っていても、あなた方の その謙そん、へりくだりは、エゴにとっての 秘密の隠れ家以外の何ものでもない。

いわゆる謙虚な人々というのを 見るがいい。

彼らは 自分たちは謙虚だ と 言って、町中で、その地域で その地方でもっとも謙そんであることを 証明しようとする。

 

もしあなた方が それに反論して

いいや、あの人のほうが あなたたちより謙虚ですよ、などと言おうものなら、彼らは 大いに傷つくことになる。

いったい 誰が 傷つくのかね ? 

 

 

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