(…さもなければ、あなたは なんの助けにもならない
あなたは 自分自身を破壊し、再び 夢の中へ陥る)
“ 何故か ?
もし菩薩のなかに『生けるもの』という想いが 起こったとすれば
その者は『菩提(ボーディ)の存在』とは呼ばれえないからだ
何故か ?
自己という想い
生けるものという想い
生ける魂という想い
個人という想いが起こる者は
『菩提(ボーディ)の存在』と 呼ばれるべきではないからだ ”
「だから、スブーティよ
あなたは 二つの事柄を 憶えておかなければならない
ひとつーーーあなたは 全存在を彼岸へ導かなければならない
それでもなお、あなたは
あなたも 彼らも、誰ひとり 存在を持っていない ことを 憶えておかなければならない
自我(エゴ)は すべて偽りで、まぼろしだ
このことを 憶えつづけていなさい
そして 偉大な決意を持って進みなさい
人々が 彼岸に至るように 助けてあげなさい
彼 ら は す で に そ こ に い る
あなたは ただ 彼らを 目覚めさせさえすればいい
だが、道に迷ってはいけない
救済者に なってはいけない
ーーーこの 二つの事柄だ 」
そして、何度も 何度も
仏陀は この経典のなかで「菩薩(ボーディサットヴァ)の乗物」という言葉を 繰り返している
私も あなた方 すべてに
ボーディサットヴァに なってほしい
「 ダイヤモンド・スートラ 」
バグワン・シュリ・ラジニーシ
金剛般若経を語る
1986年3月21日 初版第一刷
著者ーーーバグワン・シュリ・ラジニーシ
訳者ーーースワミ・アナンド・ヴィラーゴ
発行ーーー瞑想社
発売ーーーめるくまーる社
「第一章 涅槃(ニルヴァーナ)の境地」THAT REALM OF NIRVANA 終わり・・・「第二章 解き放たれた愛 LOVE RELEASED」(01) 質疑応答へ 続く