saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「Intuition」はしごの三本の横木 ⑦ OSHO

(…彼らは セックスをあまりにも抑圧していたのだ。
だから、それが無意識の中で 沸騰点に達するほどになっていたのだ。)

彼らが眠っているとき、彼らの見る夢は 非常にありありと色彩豊かに、現実味を帯びていたのだーーそれはセックスが どれほど拒否されてきていたかによるものだ。

ほんの 2日間か 3日間だけでも、断食してみたら、あなたにも わかるだろう。
あなたは毎夜、夢の中で、大ごちそうを食べている場面を見ることだろう。
そして、さらに断食を 続けていくと、あなたは もっと空腹になり、夢に見るごちそうは もっとおいしそうになり、香りもよくなり、色も鮮やかになり、現実味を帯びてくるだろう。

21日間 断食を続ければ、あなたは 眼を開けたまま、完全に起きているのに、食べ物の夢を見るだろう。
あなたは もう眠る必要もなくなる、今や、あなたが起きているにもかかわらず、無意識が 意識に 侵入し始める。

多くの僧侶や 尼僧は、それは夜だけのことではなかったと 認めたのだった。
昼日中でさえ、悪魔や魔女が 自分たちのところにやってきては、彼らにセックスを強要したのだった。
そして、彼らは それに対してどう抵抗することもできなかったのだ。
それは 彼らの力を超えていたからだ。

 他の宗教でも 同じことが行われた。
 私は、すべての宗教に反対する。
なぜならば、私は 宗教がやってきたことをよく知っているからだ。
彼らの 意図はよいだろう、しかし、彼らが理解しているところは 十分に深くない。

私は 女性と男性は 一緒に住んでほしい、お互いの身体、お互いの違い、男女の陰陽を よく知ってもらいたいのだ、あなたたちの 無意識の部分の中に 何かを抑圧したままにしておく必要はないからだ。

 一旦、あなたの無意識の抑圧が 完全に自由になれば、あなたの本能は 無意識に対して違う特質を持つだろう。

無意識が 知性と結合される。

あなたの無意識が もはや抑圧されていなければ、つまり、あなたの 意識と無意識の間に ベルリンの壁がなくなる、そうなればーー抑圧がないから壁が取り払われ、もう無意識を 隠しておく必要はなくなるーーすると、あなたは まるで自分の家にいて、一つの部屋から他の部屋に移るように、無意識の部分に簡単に出入りできるようになるだろう。

 これはあなたの家なのだーーグルジェフは この比喩をよく使ったものだ。
人間は 3階建ての家のようなものなのだ。
1階は 無意識、2階は 意識、3階は 超意識だ。


Pp. 40-41
「Intuition」OSHO

訳者/山川紘矢+山川亜希子

発行/株式会社KADOKAWA