saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「九日めの朝」08 バグワン・シュリ・ラジニーシ

「08」

(  宗教は、その土台に  狂  人  を抱いて誕生する。

が、  そのあと、正反対のところにいる論理家に 取ってかわられる  )

 

そして彼らが あらゆる組織を生み出す。

絶頂型(ピーカー)が 生を与えれば

その後その子供は、非絶頂型(ノンピーカー)人間の 養子になって育てられる。

このように

どんな宗教も その誕生の源泉にあっては非常に美しい。

しかし そのときだけだ。

そのあとは醜悪になる。

そうなったら 実際、それは  反  宗  教  的  に なる !  

 

  私があなたがたに語ることが 何であれ

あなたがたは 幸運だ ーー 

その言辞は まさに源泉にある !  

だから私は あなたがたは幸運だ と 言うのだ。

あなたがたが  源  泉  の 近くに いられるなどということは

何千年に 一度のこと。

またもや 同じことが起こるだろう。

私の考えをもってしてさえ 同じようなことになるだろう。

遅かれ早かれ、理論家たちが 入りこむ

非絶頂型(ノンピーカー)人間が やって来る。

彼らは 当然あらわれる、いや すでにその途上にいる。

彼らは すべてを体系化するだろう

あらゆるものを破壊するだろう。

そうなったら 機会は取り逃がされる。

そうなったら それは 死物化する。

 

  今、  この現在

それは まだ活きている

あなたがたは その源泉の近くにいる ーー !  

だからこそ 私は

あなたがたは幸運だ と 言うのだ。

 

  あなたがたの 内部(マインド)にも 二つの可能性がある。

絶頂型(ピーカー)の可能性と 非絶頂型(ノンピーカー)の 可能性だ。

もし あなたが自分の中の 絶頂型を ゆるし認めたら、そのときには あなたは自らを明け渡す。

もしあなたが 非絶頂型を ゆるしたら、そのときには あなたは私の語ることを聴き、それについて議論し、理屈をつけ、哲学をつくりあげる。

そうなったら あなたは私の言うことに 納得するかしないかの どちらかだ。

もし納得したら あなたは私のまわりをうろつく。

もし納得しなかったら あなたは離れていく。

どちらにしても あなたは取り逃がす。

私のまわりを うろつこうが離れて行こうが、そんなことはどちらでもいい。

もし あなたが知的に納得しようと しているのだったら あなたはすでに もう取り逃がしたことになる。

そんなことは 私が死んでからでもできること。

今 この現在には

何か 別なことが可能なのだ、何かを為しうるのだ。

それは

あなたの内の 絶頂型(ピーカー)を ゆるすこと

あなたの内の 信頼する魂(ソウル)を ゆるすこと、 冒険すること

自分の中で それを理屈にしないこと

  それを ジャンプにしてしまいなさい。

 

  源泉というのは 稀にしか起こらない。

そして その利を得られるのは ごく少数の人々しかいない。

それは いつの世でも そうだったし、これからも常にそうだろう。

  イエスのまわりには ほんの少しの人たちしかいなかった。

仏陀のまわりにも ごく少数の人たちしかいなかった。

それでいて何世紀にもわたって人々は泣いたり嘆いたりするのだ。

  仏陀が死なんというとき

大ぜいの人々が 泣き嘆いたものだ。

ただ ごく少数の人々が 至福に満ちて坐っていた。

ほんの ひと握りの人々……

歓びにあふれて坐っていた これらの人たちは 絶頂型(ピーカー)の人たちだ。

彼らは その源泉と 一体(ひとつ)に なっていた

彼らは 仏陀と一体に なっていた。

弟子と師は すでに とうの昔に消えていた

今では 死さえも ありはしなかった ーー 

ほんの ごく少数の人々

マハカシャプ、サリプッタ……

彼らは 沈黙の内に坐っていた。

アナンダさえも、仏陀の弟子の中の長老である アナンダさえ 涙を流し嘆いていた。

  仏陀は眼をひらくと 言った。

なぜ泣く、アナンダ ?  

アナンダは 応えた。

何年も何年ものあいだ 私は あなたとともにいましたが

私は 機会を逃してしまった

今や あなたは もういなくなる

これから 私は どうなるでしょう ?  

あなたが ここに在ったあいだ 私には達することができなかった

今や あなたは もういなくなる

私は どうなるのでしょう ?  

あと いくつの生を 私は さまよわなければならないのでしょう ?  

 

  たとえ あなたに源泉が手に入ったとしても

取り逃がすこともありうる。

明け渡す(サレンダー)こと、己を まかせることがなければ

取り逃がすことも ありうるのだ。

 

まかせて ごらん

あとは 私が 引き受ける ーー 

 

 

 「08」おわり …「01」微笑……へ つづく

 

 

  微笑……「01」

 (質問)「バグワン ーー

話しはじめるまでは あなたは微笑していますね。

ですが話しはじめるとともに その微笑は消え、話が終るまで それは戻ってきません。

  このことについて話していただけませんか ? 」

 

 

 

 

『マイ ウエイ』⚪流れ行く白雲の道

バグワン・シュリ・ラジニーシ

🔘質疑応答集

話者   バグワン・シュリ・ラジニーシ

翻訳   マ・アナンド・ナルタン

発行者   スワミ・アナンド・シャンタン

発行   RPJ

発売   株式会社 めるくまーる社