saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「意識の光」二番目の質問 (06 / 終回)

二番目の質問 (06/終回)

( だが、彼は これから 起ころうとしていることを 体験してはいない。

彼は 完璧に 論理的なマインドを 持っていた )

 

彼の 不敵さは ブッダの、 あるいは、マハヴィーラの、ミーラの、また チャルワカの 不敵さでさえない。

なぜなら、 チャルワカは こう言っていたからだ、「私というものが 完全に死んでしまうことは、はっきりしている。

だから、 私は 死を恐れない」と。

それは 断定的な 結論だ。

 

マハヴィーラは 知っている、「私 というものは 死なない。

だから、死を 恐れるという問題はない」と。

だが、 それは またしても 断定だ。

結論として出された 答えだ。

マハヴィーラは 知っている。

 

ソクラテスは その両方とも違う。

彼は こう言うだろう。

「チャルワカの言うことが 真実か、マハヴィーラの言うことが真実かの どちらかだ。

だが、一つが真実であろうと、もう一つが 真実であろうと、両者の言い分において、死を恐れるということは 無意味なように思える」

このように、彼は まったく異なるマインドの持ち主だった。

彼は、西洋の考え方の、まさに その真髄を 作り出した。

彼は 宗教的ではなかった。

彼は現実的で、科学的だった。

 

 

 

「究極の錬金術 1」

第18章「意識の光」 終わり。

 

翻訳 : スワミ・ボーディ・イシュワラ

発行 : 市民出版社

 

 

「究極の錬金術 2」ヘ 続く・・・