「Intuition」はしごの三本の横木 ⑤ OSHO

(…彼はそんな状況が起こらないように、最大限のことをしようとしたのだ。)

彼は 弟子の僧たちに、歩くときは4フィート先だけをみて歩きなさい、そうすれば道路や その他の場所にいる女性の顔は見えないから。
見えたとしても せいぜい女性の足ぐらいのものだ。

彼は 弟子の僧たちに言った。
「女性に触れてはならない、女性に話しかけてはいけない」

弟子のひとりが 頑固なやつだった。
彼は こう言った。
「たとえばですね。
女性が道路で倒れて、病気だったり、死にそうだったようなときでも、彼女に話しかけてはいけないのですか?
彼女がどこに行きたいのかも聞いてはいけないのでしょうか?
そのような場合、彼女に触ったり、彼女を家に送ったりしてはいけないのでしょうか?」

 仏陀は言った。
「そのように めったに起こらない場合は、よろしい、あなたは彼女に触っても、彼女に話しかけてもよいーーしかし、彼女が女性であるということは しっかり認識していなければならない」

 彼が「しっかり認識せよ」と強調していることは 女性に対してではない。
あなたの無意識に対して言っているのだ。
もしあなたが、はっきり気付いていれば、無意識が浸透して あなたの意識的なマインドを打ち負かしてしまうということは起こらないだろう。

 すべての宗教が 女性に反対してきているーーかれらが女性を憎んでいるわけではない、そうではない、彼らはただ、僧侶や聖職者や、法王を守ろうとしているのだ。
もちろん、私は 彼らの方法論には同意できない、なぜならば、それは守る方法ではないからだ。
実際のところ、そうすることによって、あなた方は もっと興奮しやすくなる。

女性に触ったこともなければ、女性に話しかけたこともない、そして、女性について何も知らない僧侶は、女性と一緒に暮らしたり、女性と話したことがあり、女性といても 平常心でいられる僧侶より、一層 彼の本能に 支配されやすい。

 僧侶や、尼僧たちの方が、もっと本能に支配されやすい。
もし、あなたが 本能を完全に満足感から 切り離そうとすれば、本能は 非常にパワフルになってーーほとんどドラッグなみにーーあなたを酔わせて、あなたに 幻覚を起こさせる。

Pp. 38-39
「Intuition」OSHO

訳者/山川紘矢+山川亜希子

発行/株式会社KADOKAWA