saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「Intuition」はしごの三本の横木 ③ OSHO

P. 34~
(…しかし、世界中で すべての子供たちが かくれんぼをのゲームをしている。)

誰かが 教えたわけではない、どうして、このゲームが一般的なものになったのだろうか?

それは子供たちの中に備わっている 自然的な性質から発しているのだろうーーあるものたちは どうしても何か挑戦するものを探し、見つけたいという衝動に駆られるのだ。

 これらのことは自然におこることだーー誰も自分できめるわけではない。
それらはあなたの 生物学的な性質の一部だ。
しかし、自然は とても賢い。
あなたに 愛という妄想を与えるのだ。
そうでなかったら、単に 命を継続させるための再生産という目的だけのためなら、あなたは これらの運動、カーマスートラが描く84手の性技法を やってみようとはしないだろうーーそれらはあまりに奇妙で、変てこりんで、馬鹿げている。
もし、愛を取り去ったら、裸のセックスは 全くもって動物的だ。

それは人間が ずっと抱えてきた問題の一つだ。
そして 今でも問題だ。
私にできることは 将来、もっとそれを解明し理解することだ。

 男は求め続け、説得し、ラブレターを書き続ける、また贈りものを贈ったり、自分のできることは 何でもする、しかし、いったん、セックスに満足してしまうと、彼は 興味を失い始める。
さて、これは彼が 知っていてしていることではない。
彼は 人を傷つけたくはない、彼が愛した相手を傷つけたくはないのだ。
しかし、これが生物学のあり方なのだ。

ロマンスや 愛のすべては 自然が性的な部分を隠そうとしている煙幕にすぎない、性そのものは見苦しいものだ、だから、自然は それに美しいカバーを与えているのだ。

 しかし、あなたが この自然の営みを やり遂げてしまうと、煙幕が全部消えてしまう。

 本能は セックスだけしか知らない。
愛は 苦い錠剤を 飲み込みやすくする糖衣にすぎない。
薬を 口の中に長く保ってはいけない、それでないと あなたは飲み込むことができなくなるだろう。
すぐに薄い砂糖の膜は無くなって、あなたは その苦い錠剤を吐き出さなくてはならなくなる。

 というわけで、恋人たちは セックスすることを急ぎまくるわけだ。
どうしてそんなに急ぐの?
どうして待てないの?
砂糖は薄いから、遅れたら、砂糖が溶けてしまい、それは苦くなってしまう。
本当に 苦いものだ。

 本能は あなたを人間的にしてはくれない、それはあなたを 動物のままにするーー日本足であるけど、あなたは動物でもあるのだ。


 二番目の横木である、知性は あなたに生物や化学や 動物の性質より高いものを与える。
知性も 本能と同じように、生まれつきのものだ。

 あなたの知的な能力を 増やす方法はない。
できることと言ったら、あなたの知的能力を 活性化することしかない、そうすると、あなたの知性が 成長したように見えるだろう。
実際のところは 最も知性的な人間でも 彼の可能性の たった15パーセントしか使っていない。

ふつう、一般の人間は たったの6から7パーセントしか使わない。

アルバートアインシュタインや、バートランドラッセルでさえ、知力の85パーセントは 使われないままだ。
もし、その85パーセントが使われれば、それはものすごい成長となるだろう。

あなたは自分が 知的にすごく成長したと思うだろうが、あなたは単に あなたがすでに持っていたものを とりもどしただけ、あるいは、開発しただけのことなのだ。

 我々は 知性に教え込み、あなたの記憶の力を増加する方法を発見したのだった。


Pp. 34-36

「Intuition」OSHO

訳者/山川紘矢+山川亜希子

発行/株式会社KADOKAWA