質問…「OSHO, いつかあなたは『生は相関関係にある---すべてが関わり合っている』とおっしゃいました…」03

別の例を挙げよう。

ヒンドゥー教徒
「すべての人間に魂がある。
その魂は 永遠であり、純粋であり、神聖だ」と 何千年もの間、ずっと信じ続けてきた。

今世紀、グルジェフは こう言った。
「自分を 欺かないように。
魂を獲得するのは とても困難なことだ。
誰もが魂を 持っているわけではない。
魂を持っている人間は 稀だ。
時たま、一人の人間が 魂を獲得するというぐらいだ。
だから その困難を経験していないあなた方に、魂はない」

それは、まったく矛盾しているように見える。
彼曰く
「ごく僅かな人間だけが 魂を獲得する」
彼は「魂というのは、一つの達成だ」と 言う。

生まれた時に 与えられているものではない。
たった今、それは あなたの内側に存在しない。

あなたが そのために努力して はじめて、魂を獲得できる。
そのための 努力をするなら、魂を作り出すことは可能だ。

グルジェフは言う。
「誰もが 永遠の生命というわけではない」と。
魂を獲得した者、それらの者は 永遠の生命だ。
そうでなければ、あなたは ただの廃品だ。

自然は、魂になる可能性として あなたを生み出した。

なのに、あなたは その努力をせずに、死んだように立ち止まっている。

もし そうなら、自然は あなたの内側で 敗北したのだ。
あなたは 存続できない。

みんなが 存続できるわけではない。

そのことは、まったく ヒンドゥー教徒ジャイナ教徒、仏教徒の教えに 反している。
キリスト教徒、イスラム教徒--- 実際、すべての宗教が「人間には 魂がある」と 教えている。

が、グルジェフは「いいや、 違う!」と 言う。
実際 彼は、その時代の 知識人の一人だった。
その彼が、どうして そう言い張ったのだろう?

彼曰く
「すべての人間に魂がある という教えのせいで、誰も何の努力もしない」

みんなが「このままで いいんだ。
魂は 永遠に純粋なんだから」と 信じている。

ギータを読むと、クリシュナが こう語る、「あなたが どんなことをしようと、あなたの魂は その行為に影響されないままだ。
魂は 純粋だ」と。

それは とても危険な考え方だ。


グルジェフは言う。
「そういう教えのせいで、人間は 宗教的でなくなった」と。

彼曰く「もう、こういうナンセンスは沢山だ!
自分で魂を獲得しないかぎり、あなたに魂はない」

グルジェフは 深いショックを作り出した。

彼は言う。
「宇宙が永遠に あなたを必要とするほどの 何を、あなたは持っているのか?
何も 持っていないではないか!
あなたが持っているのは、あなたの愚かさだけだ」と。

自分の 愚かさすべてが 永遠に続くというのを 考えること、想像することは、まったく やりきれない。


あなたは こう考える。
「誰もが永遠に生きるのだから、その 愚かさのすべても 永遠に続く」と。

が、グルジェフは言う。
「いいや 違う。
あなた方が 宇宙にとって 意味ある存在にならないかぎり、宇宙は そんなに長い間、あなた方に寛容ではいられない。
あなた方が 調和宇宙の定めの一部にならなければ、あなた方は 宇宙に必要ではない。
何故あなたが永遠であれるだろう。
どうして、永遠であれと 要求できるだろう。
ただ このナンセンスを繰り返し続けるために?」と。


グルジェフは言う。
「まず 魂を獲得しなさい。
魂になるがいい。
あなたは 魂として在る。
が、それは 一つの結晶化だ。
あなたには すべての要素が整っている。
それらを 繋ぎ合わせるのだ。
内なる錬金術を 通り抜けなさい。
すると、新しい何かが あなたの内側に生まれる。
それが 魂だ」と。

彼は言う。
ブッダには 魂があった。
イエスにも 魂があった。
彼らには 魂があったからこそ、あたかも すべての人間に魂があるかのように 説き続けていた。
が、すべての人間に 魂があるわけではない。
彼らの言うことに 騙されてはいけない」と。


グルジェフは言う。
「彼らに騙されてはいけない!
彼らには 魂があった。
彼らは、自分たちが 永遠の生命であることを知っていた。
だが、あなたは知らない。
だから、彼らの言うことに騙されないことだ」と。

実際、グルジェフの教えは 役に立つ。

が、我々は すべてを害のあるものにしてしまう--- グルジェフの教えでさえ。

…略…


私が「世界は 調和宇宙であり、有機的統一体であり、あらゆる存在が 相互依存関係にある」と 言うのは、
「あなたは 広大なる宇宙の 一部であり、そして、その広大なる宇宙は あなたの 一部だ」という意味だ。

あなたは 一人ではない。

あなたを通して 宇宙が進化し、成長している。

あなたには とても深い使命、大いなる天命がある。

が、それを はっきり知るために、あなたは ものごとの捕らえ方 すべてを変えねばならない。


そして その変容は、あなたが 自分の責任を感じてのみ 始まる。

もしあなたが、今の自分は、自分のせいで そうなっていると感じられるなら、自分を 変えることができる。

だから、この相互依存 という原理を、自己変革に向かう ステップ、助けにするがいい。

それを 障害にしてはならない。



そして
「人間は、その幼児期に 人格の おおよそが形成される」というのは正しい。

そこには、多くが暗示されている。


…04へ 続く


「究極の錬金術 Ⅱ 」古代の奥義書 ウパニシャッドを語る by OSHO,

(翻訳者) スワミ・ボーディ・イシュワラ
(発行所) 市民出版社