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「二つの困難」05

 あなたは、人びとの言葉から 自分のイメージをまとめ上げる。

あるがままの自分自身、つまり自分の 真の姿を見ようとしない。

だから、先の自己イメージは 偽りのものとならざるをえない。

他人には あなたの本当の姿を 知ることはできないし、「あなたが 誰か」を 言うことはできないからだ。

あなたの内なる真実は、あなた以外の 誰にも開かれない。

あなたの 内なる真実は、あなた以外の誰にも 入り込めるものではない。

あ な た だけしか 入れないのだ。


 自分の存在証明が 偽りであったということを、人びとから集めてきた意見を 組み立てたものでしかなかった ということを理解する日には・・・。


ときには、考えてごらん。
静かに坐り、「自分は 誰か?」と 考えてみることだ。

さまざまな考えが現れる。
それらが どこからくるのかを、ただ 見守りつづけなさい。

そうすれば、その源泉を探り当てられるだろう。

あるものは 母親からきている。

それは 八十から九十パーセントの量だ。

あるものは 父親からくる。
あるものは 学校の教師からくる。

あるものは 友人から、あるものは 社会からくる。

ひたすら、見守りなさい。
そうすれば、それが どこからやってくるのか分別できるだろう。

自分自身からくるものは 何ひとつない。
自分からくるものは 一パーセントすらない。

自分が まったく関与していないなんて、これは どんなたぐいの主体性だろう。
本当は 自分だけが 百パーセント寄与できる 唯一の人のはずなのに。


 これを理解する日、宗教が 意味を帯びてくる。
これを 知る日、あなたは 自分の本性に入るための 何らかの技法、方法を捜しはじめる。

自分とは何か を、本当に、はっきりと、実在的に知る方法を---。

もはや 外側からのイメージを集めず、これ以上 他人に自己の現実の反映を求めず、じかに、ただちに 自己の本性に 直面するしかないことがわかる。

何のために 他人に聞くのか。
あなたは 誰に聞こうとしているいるのか。

自分自身について、彼らは あなたと同じように無知だ。

彼らは 自分自身を知らない。

それなのに、どうしてあなたを 知ることができよう。


…06に 続く


MEDITATION
THE FIRST AND LAST FREEDOM by OSHO,
「新瞑想法入門」
(翻訳) スワミ・デヴァ・マジュヌ
(発行) 瞑想社
(発売)(株) めるくまーる