saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

質疑応答集「七日めの朝 --- 10 」by OSHO

(…過去は過去であって 取り消すことなど できはしない。
あなたには もう過去を変えることはできないし
戻ることもできない。
だからこそ大自然は、賢くも あなたがたに過去生を 思い出すことをゆるさないのだ。)


さもなかったら、あなたがたは狂ってしまう!

あなたが 一人の女性と 恋におちるとするね。
そして
もし 突然あなたが、この女性は過去生で あなたの母親だったことに気がつく------と、ものごとは すっかりこみ入ってくる。
どうすれば いい?

過去生において この女性が あなたの母親だったとしたら
彼女とセックスすることは 罪悪感を生じさせる。
それに セックスしないこともまた 罪悪感を生じさせる。
なぜなら あなたは彼女を愛しているからだ。
だからこそ
私は 大自然は “ 賢くも ” あなたがたに 過去の生を 思い出させないと言うのだ。

思い出すことが ゆるされるような時点に あなたが到ったとき
あなたが まったく何ものにも乱されることのないほど瞑想的になったとき
そのときには 門がひらかれ
過去生は すべてがあなたの前に現われる。

これは 自動的なメカニズムだ。

時には このメカニズムが はたらかないこともある。
また、偶然、過去生を思い出すことができる子供が 生まれてくることもある。
しかし そういった子供の人生は めちゃめちゃだ。


数年前、一人の少女が私のところへ連れてこられた。
彼女は 自分の過去生 二つを 思い出していた。
そのとき 彼女はまだ十三才だった、が
彼女の 眼の中を 見入れば、その眼が七十才ほどの 老女の眼であることがわかる。
というのも彼女は 二つの過去生、七十年にわたる過去生を思い出していたからだ。

彼女の肉体は 十三才のものだ、が、彼女の精神(マインド)は 七十才のものだった。
彼女は ほかの子供たちと 遊ぶことができなかった。
それはそうだろう。
七十才の老女が どうしたら子供たちと遊べよう?

彼女は 年寄りのように話し、ふるまう。
彼女は 重荷を背負っていた------、彼女の内部(マインド)には その何十年かにわたる心配事が全部あった。
彼女の記憶は 非常に正確だったので、その二つの過去生で家族だった人たちも 追跡することができた。

一つの家族は アッサムに、もう一つは マディヤ-プラデッシュに住んでいた。
彼ら 昔の家族と接触するようになると、彼女は その人たちに あまりにも愛着を覚えるようになって、彼女は どこに住むべきか ということが問題になっていた。


私は 両親に言った。
この子を 少なくとも三週間 私の許に置いてみなさい。
彼女が 忘れることができるよう努力してみよう------
なぜなら この少女の生は 倒錯したものになってしまうからだ。
彼女は 恋におちることさえできない。
彼女はもう老女なのだ!


人が 年老いる ということは記憶と関連している。
もし記憶の拡がりが 七十年にわたっていたら
そのときには あなたは七十才の感じをもつ。


この少女は たいへんな苦しみの中にいるように見えた。
彼女の顔付き、からだ付き、すべてが苦しんでいた。
彼女の中心が 非常に病んでいて、落ち着かず不快に感じているようだった。
すべてが おかしくなっていた。

しかし両親は 娘のことで大いに喜んでいた。
大ぜいの人々が訪れたり 新聞が記事にしたりするからだ。

両親は このことを大いに愉しんでいた。
彼らは 私の言うことに耳を貸そうとしなかった。
私は言った、この子は今に狂うよーーー
両親たちは ふたたびその少女を私のところに連れては来なかった。
が、七年後、彼らはまた来た。
その少女は 発狂していた------

彼らは、何とかしてください と言ったが、私にはこうしか言えなかった。
今では もう何をするのも不可能だ
ただ死だけが 彼女を助けるだろうーーーと。


あなたがたが 思い出さないのは
思い出したら 切り抜けることが むつかしくなるからだ。
この生でさえ、あなたがたは たいへんなゴタゴタをつくりだしている というのに
多くの生を 思い出したら
あなたがたは ただ もう狂うだけだ。

そんなことは 考えないでいなさい。
それにまた、そんなことは的(マト)はずれだ。

的を射ていること というのは
“ 今ここ ” に在る! ということ。

そして 自分の道を さがし出すがいい。
もしあなたが 関係を通して 進んでいけるようだったら
それは 大いにビューティフルだ。
もし、関係を通しては 進めないようなら
そのときには 自分の孤独の中で 何とかするがいい。


道には 二つあるーーー

愛とは、関係に基づいた道を歩む という意味だ。

そして 瞑想
これは、自分の孤独道を歩む ということ。

愛と瞑想ーーー
これが 二つの道だ。

どちらが自分に合うか感じとるがいい。
それから
あなたの エネルギーのすべてを それに注ぐことだ。
そして
その道を 歩んでいきなさいーーー




質疑応答集 七日めの朝
(質問)
バグワン---
妻とか夫、愛人といった私たちの生活上のパートナーについて話していただけませんか?
どういうときに私たちは 相手を辛抱し、どういうときに 関係を絶望的とみて、いや 破壊的ですらある とみて放棄すべきなのでしょうか?
また、私たちがもつ人間関係は過去生からの影響があるのですか?



「マイ ウェイ ⚪ 流れ行く白雲の道」by OSHO
話者= バグワン-シュリ-ラジニーシ
翻訳= マ-アナンド-ナルタン
発行= RPJ
発売= 株式会社めるくまーる社