「Intuition」はしごの三本の横木 ⑨ OSHO

(……このことを35年間も言い続けてきたので、私は世界で最も悪名高い人間になってしまったのだ。)


 ほんの先日のことだ、ドイツの雑誌、『シュテルン』は 私の共同体を15ページにわたり特集記事として取り上げた。
そして、これは単なる、シリーズの始まりに過ぎなかった。
それは その雑誌の5回続きの記事になったのだ。
記事のタイトルの冒頭には「セックスの国」と書かれていた。
私は それで大いに結構だ!
そして 最も奇妙なことは次のことだ。
この 15ページ特集の.もっと先をよく見てみれば、あなたは 驚くだろう。
誰がセックスの国に住んでいるというのだね?
『シュテルン』の記者たち、編集者たち、彼らの編集委員たちだろうか、それとも 私たちなのだろうか?

 その雑誌には ヌードの女性の写真が載せてある、彼女たちは全裸ということではない、なぜなら 全裸の女性は あまり魅力がないということなのだ。
その裸の女性を もっと魅力的に見せるためには セクシーな布をつけさせなければならないのだ、それは 一方では身体を隠すということによってなのだ。
あなたたちは ここでも かくれんぼのゲームをまたやっている。
あなたは この水着の向こう側は どうなっているのか 夢想し始めることができるのだ。
彼女は 水着がなかったら、そんなに美しくないかもしれないーー実際のところ、もし、明かりを消してしまえば、どの女性の身体も みんな同じだ、そして どの男性の身体も みんな同じだ、色も、それぞれの違いも消えてしまう。
暗闇は すべてを平等にする。
非常に共産主義的だ、だから、暗闇でなら、あなたは 自分の妻とでさえ、セックスができるんだよ。

 その雑誌は 全体がセックスのことばかりなのに、我々のことを「セックスの国」だなんて。

 あの『プレイボーイ』でさえ、私に反対する記事を書いているーー私たちの住んでいる世界は 本当に変な世界だなと思ってしまう!

しかし、私には『シュテルン』や『プレイボーイ』のような 人々のセックスを食い物にしている三流の雑誌が、なぜ、何百万部も売れているのか、その理由は わかっている。
『シュテルン』は およそ200万冊売れている。
1冊が 少なくとも8人に読まれていると計算すると1600万人の読者がいることになる。

 彼らは どうして私に反対するのだろうか?
彼らは もう何年にもわたって 私に反対しているのだ。
その理由は、もし私の言っていることが 成功してしまったなら、こうした雑誌はつぶれてしまうからだ。
彼らは 抑圧を基盤として成り立っているのだ。
彼らが 私に反対するのは、きわめてもっともなことだ。

セックスに反対している僧侶たちも 私に反対する、そしてセックスを搾取の道具に使っている人びとーー『プレイボーイ』や『シュテルン』や その他世界中の何千という雑誌ーーもまた 私に反対する。
彼らが 法王に反対しないということは奇妙なことだ。
法王に反対する記事は 一つもない、『プレイボーイ』は 法王に反対する記事を書くべきだ、法王は いつもセックスを非難しているのだから。
しかし、誰も そうはしない。

 そこには 本質的なロジックがある、つまり、法王が セックスを非難すればするほど、彼がセックスを 抑圧すればするほど、『プレイボーイ』は もっとよく売れるということだ。
私のコミューンでは 誰も『プレイボーイ』や『シュテルン』に 興味を示さないーーだれがそんなものを読むだろうか?
もし、私の言っていることが 成功を収めたなら、これらのポルノ雑誌や、ポルノ文学、ポルノ映画は ただ消えてゆくだろう。

ポルノの背後には 多大な投資がなされている、だから みんな私に反対するのだーー彼らは 私に反対し、私をセックスの名のもとに非難する。
まるで、私がセックスを広めているとでもいうかのごとくだ。

Pp. 43-45

「Intuition」OSHO

訳者/山川紘矢+山川亜希子

発行/株式会社KADOKAWA