「Intuition」はしごの三本の横木 ④ OSHO

P. 36~
(…我々は知性に教え込み、あなたの記憶の力を増加する方法を発見したのだった。)

すべての学校、高校、大学ーー世界中の全教育制度がしていることは たったひとつだ。
それは あなたの知性を研ぎ澄ますこと。
しかし、ここに問題が生じた。
教育者が 予想したこともなかったことだ。
あなたの知性が 少しばかり強力になると、それは あなたの本能に 介入し始めたのだ。
競争が起こった。
権力闘争が始まったのだ。

 知性は 権力を支配しようとした。
そして、それは倫理を 自分の側に持っているーー理由、議論、無数の論拠だーー知性は、あなたの意識マインドに関する限りーーあなたに 本能は何か悪いものだと うまく信じ込ませたのだった。
だからそれこそが、すべての宗教が 本能を悪いものだと批判してきたのだ。

 それらは ただの知的なゲームだーー本能は あなたの無意識的なマインドの一部であり、知性は あなたの意識的なマインドの一部なのだ。
しかし、問題は 意識的なマインドは 無意識的マインドの 10分の1しかないということだ。

意識的マインドは 氷山みたいなものだ。
10分の1しか水面上に姿を現していない。
9倍のものが 水面下に隠れている。
あなたの意識的マインドは たったの10分の1だ、しかし、それは現れている。
あなたは それについては知っている。
あなたは 無意識的マインドについては 何も知らない。

 意識的マインドは 学校において教えられている。
短期大学、4年制大学、教会、シナゴーグでーーあらゆる場所でだ。
そして、そこでは あなたの 意識的マインドに本能は良くないものだという思想を吹き込む。
これは醜悪な現象だ。
彼らはあなたを 反自然的、反自分にする。

 しかし、無意識マインドは いつも沈黙している。
それは あなたの 意識的マインドのことなど何も心配しない。

あなたの 意識的マインドが決めたことなど、無意識的マインドは いつでも投げ捨てることができるからだ。
なぜならば、それは9倍も 力を持っているからだ。
それは あなたの理論などかまやしない。
あなたの理由、あるいは何であれ、かまやしないのだ。


 ゴータマ・仏陀でさえ、彼のコミューンに女性を入れなかったのも理由がないわけではなかった。

彼は 女性がいない、純粋に男性だけのコミューンを作りたかったのだ。

私は 彼の方針に反対ではない、しかし、その理由が何であったかを理解しているのだ。
彼の理由は 考察されなければならない。
彼は もし女性が そこにいたら、男性の無意識的なマインドを どうしたらよいか、ということに気づいていたのだ。

それは心理学の問題で、宗教の問題ではない。

 フロイト、あるいは ユングアドラーなどは ゴータマ・仏陀と比べたら、小人のようなものだ。

女性を拒絶することは 非人間的のように見えるが、もし、あなたが 仏陀の眼識がわかれば、驚くだろう。
仏陀には 確固たる根拠があったのだ。
その根拠とは 女性ではない。
彼は 本当のところは 女性を除外しろとは言っていなかった。

彼が言っていたのは こうだ。
「あなた方は あなた方の無意識には勝つことができない、と 私にはわかっている」現実には、それは女性を非難しているわけではない、弟子たちを非難しているのだ、彼は こう言っているのだ、もし女性を 仲間に入れたら、お前たちの無意識が お前たちを打ち負かしてしまうような状況が生まれてしまうだろう。

 彼は そんな状況が起こらないように、最大限のことをしようとしたのだ。


Pp. 36-38
「Intuition」OSHO

訳者/山川紘矢+山川亜希子

発行/株式会社KADOKAWA