saleemのブログ

「 先ず一歩 内なる旅に 友は無し 」Zen柳

「Intuition」OSHO ②

P.17~
(…あなたのすべての業績は世間という外側の世界にある。)

 知性は 世間では役に立つ、そして あなたの教育システムのすべては ハートを避ける技法で、あなたのエネルギーを直接あなたの頭に持ってゆく。
ハートは 頭にとって問題を作るかもしれないからだーーハートは 倫理を何も知らないからだ。
ハートは 全く異なる機能センターを持っている、そしてそれが 直観だ。
それは 愛を知っている、しかし愛は 世間では使い道のない商品だ。
それは 美を知っている、しかし、あなたは市場で 美をどうしようとするのだね?

 ハートの人たちーー画家、詩人、音楽家、ダンサー、俳優たちーーは いずれも理性がない人たちだ。
彼らは 偉大な美を創造する、彼らは 偉大な恋人だ、しかし、彼らは 頭で支配されている社会の中では 全く適合性がない。
彼らは 社会からはほとんど部外者と思われている。
少しクレイジーで、正気ではないタイプの人間だ。
自分の子供に 音楽家や画家、ダンサーになってほしいと考える親は誰もいない。
誰もが 子供には医者か、エンジニアか、科学者になってもらいたいと思っている。
なぜならば、こちらの職業の方が お金になるからだ。
絵や、詩、ダンスは危険だ、リスキーだーーあなたは路上の乞食になり、笛を吹いて 一生をおわるかもしれないのだ。

 これまで、長く、ハートは 否定されてきたーーそして そのために、ハートの否定は 女性の否定になっていたのだと覚えておくことは役に立つだろう。
そして、ハートが受け入れられなければ、女性も受け入れられることはできないのだ。
もしハートに 頭と同じような成長の機会がなければ、女性は自由になることはできない。

女性は ハートであり、男性は頭だ。
その違いは はっきりしている。

 本能は 自然が その力を握っている。
そして、あなたが 本能を邪魔しようとすればいつも、あなたは倒錯を創造する。
すべての宗教が それをしてきたのだ。
つまり、すべての宗教は 身体に口出ししてきたーー身体には 全く罪はない、身体は何も悪いことはしていない。
もしあなたが 身体を完全に自然のまま受け入れれば、身体はあなたを とても助けてくれるだろう。
それはあなたの ハートを助け、あなたのハートに 栄養をあたえてくれるだろう。
それは あなたの知性を より鋭敏にしてくれる、なぜならば、知性の栄養は 身体からやってくるからだ。
そして、もしも、あなたの 頭とハートと身体のすべてが共鳴していれば、あなたの存在を見つけることは 世界で一番易しいことになるだろう。
しかし、それらが衝突しているので、あなたの生全体が その闘争で疲弊し続けている。
本能と 知性と 直観が 衝突しているのだ。

 賢い人間は 頭、ハート、そして 身体の三者に 調和を創造する。
この調和の中に 彼の生の源、彼の中心そのもの、たましいの啓示がやってくる。
そして それこそが この世に存在しうる最大のエクスタシーだーー人類にとってだけでなく、この全宇宙にとって、これ以上のことはない。

 私は何かに 反対しているわけではない。
私は 不調和に反対しているだけだ、あなたの頭が 最大の不調和を 作り出しているので、私は あなたの頭を ちゃんと正しい場所に持ってゆきたいのだ。

頭は 召使だ、御主人さまではない。
頭は 召使として、偉大であり、役に立つ。


pp. 17ー19

「Intuition 直観」OSHO

訳者/山川紘矢+山川亜希子

発行/株式会社KADOKAWA